猛暑日が続く毎日。
鹿児島へ帰省された方もそろぞろ自宅へ帰られる頃ですね。
お盆はゆっくり過ごすことができたでしょうか。
帰省すると悩むのがお土産ですよね。
今回は鹿児島に昔からある懐かしの和菓子「金生饅頭」をご紹介します。
金生饅頭(きんせいまんじゅう)の歴史
地元鹿児島の方なら一回は食べたことのある味ではないでしょうか。
ここで金生饅頭について少し豆知識を^^t
金生饅頭(きんせいまんじゅう)とは、鹿児島県鹿児島市の天文館(金生町)にあるデパート山形屋本店の地階の食料品売り場の一角で長年製造直売されている一口サイズの今川焼風の菓子。
表面に『○岩⇒山形屋経営者一族の岩元からきている山形屋の商紋』が焼印されている。なお、宮崎山形屋地下食品売り場で販売される同じ商品は『まるいわまんじゅう』と呼称する。製造の過程は自動化された実演販売で、出来立ての熱々を購入できる。同様なものは秋田市では金萬、京都市新京極ではロンドン焼として販売されている。(引用:ウィキペディア)
そう、山形屋でよく「岩」の文字を見かけるんですよね。1888年頃には山形屋 岩元信兵衛本店と呼ばれていたそうですよ。
金生饅頭は鹿児島の山形屋で販売されています
販売されている場所は鹿児島市の山形屋です。
駐車場に車を停め山形屋を目指します。
電車通りを歩いていると、この様な鹿児島らしいデザインの壁画を発見できます。
桜島大根と錦江湾、フェリー、桜島ですね^^
山形屋の前を走る路面電車と青々した芝生、画になります。
さあ!山形屋1号館地下1階へ降りて目的地発見。
うんうん、この文字、この雰囲気。
懐かしいなぁ~。
この日も行列ができていました。
注文を聞く売り子の女性が、手際よく饅頭を白い包み紙に閉じて、山形屋の包装紙にくるんでいきます。
10個で税込540円です。
中はこんな感じで入っています。
この包装紙もノスタルジックな雰囲気。
可愛らしい一口大の饅頭が綺麗に並べられています。
この『岩』の焼き印が入ってこそ金生饅頭です^^
饅頭自体は今川焼の一口バージョンですね。
特製の皮の中に秘伝の白餡が入っているシンプルなお饅頭。
緑茶と相性抜群。
シンプルだけど美味しい。老若男女に愛される理由がわかります。
饅頭を自動製造する機械が素晴らしい
金生饅頭は実演販売。
透明ガラスの向こう側でチンチン~♪カチャン♪と音を立てているのが印象的な機械。
よく子供たちが食い入るようにのぞいています。
円になった型の上に、皮の生地→白餡→生地→焼き印とテキパキと仕事をこなす機械。
この自動製造機は福岡県古賀市にある城野鉄工所メーカーのキノ式自動製菓機です。
調べてみると面白いことが分かりました。
この機械、今でも他の県で同じように動いていてこの一口大のお饅頭を作っているんです。
例えば
- 福岡の元祖は「都まんじゅう」
- 秋田市は「金萬」
- 京都市新京極は「ロンドン焼」
- 札幌市の丸井今井は「とうまん」
- 宮崎市のボンベルタ橘は「橘まんじゅう」
- 浜松の菓子店「秋芳洞」は「カステラ饅頭」
- 大丸でも梅田店、神戸店などの一部店舗で同様な饅頭が取り扱いあり
すごいですよね!
鹿児島だけだと思ったのに、こんなに沢山見つかりました。
金生饅頭を切り盛りしている内村商店さんが自動製菓機を導入したのは1951年(昭和26年)。
日本でも稼働しているのは数台のみの貴重な機械なんです。
鹿児島でもその機械がまだ稼働していると思ったら愛らしくなりますね。
では最後にYOUTUBE動画を見つけたので、実際の製造している風景をご覧ください^^
美味しそう~
お得情報
毎月第2第4金曜日は金生まんじゅうの日。
(午前10時~午後3時)
12個で540円。お得に買えるチャンスですよ^^
遠くて買いに行けない・・と言う方は通販でもお取り寄せできちゃいます。
価格:1,350円 |
まとめ
昔からある山形屋の金生饅頭。
シンプルな味は幼いころにタイムスリップさせてくれました。
お土産にも喜ばれる一品だと思います。
全国にある自動製造機もチャンスがあればぜひ見に行きたいな。
販売場所
〒892-8601
鹿児島県鹿児島市金生町3番1号
℡(099)227-6111
山形屋1号館地階 内村商店 金生まんじゅう売場