鹿児島市金生町(きんせいちょう)にある老舗百貨店「鹿児島山形屋(かごしまやまかたや)」
昔、ここを訪れる際は大人も子供も着飾って、特別な思いで百貨店へお出かけしたものです。
鹿児島県民に愛されているその百貨店に昔から愛されている食堂があります。
その名は「山形屋食堂」
1号館7階(ななテラス)にあります。
山形屋食堂
昔はファミリーレストランという呼ばれ方をしていましたが、2,015年(平成27年)7月28日に「山形屋食堂」としてリニューアルオープンしました。
大食堂スタイルって今どきのモールの複合施設のレストランとは違う雰囲気です。
新たな食堂のコンセプトは「ふるさとがもっと好きになる いつもの、特別な、レストラン」
ロゴもクラシックモダンなステンドグラスをイメージした、洋風な雰囲気の可愛らしいロゴにリニューアルされています。
その山形屋食堂が2,016年でめでたく1周年を迎えるのを記念して、7月13日に記念のステンドグラスが披露されました。
山形屋食堂とステンドグラスの歴史
大正5年にオープンした当時の山形屋には天井部分にステンドグラスが飾られていました。
しかし、戦争の影響なのか改修時に壊されたのかは不明だが消失したそうです。
でもその原画が見つかり、この度記念として復刻されました。
このルネサンス調の山形屋の外観と共に、内装もこだわって建てられていたのですね。
ステンドグラスのデザイン
原画の作者は、ステンドグラス工芸家 小川三知(おがわさんち)さんです。
小川三知
小川 三知(おがわ さんち、1867年7月1日(慶応3年5月29日)- 1928年(昭和3年)10月24日)は大正から昭和初めに活躍したステンドグラスの工芸家。
橋本雅邦に学んだ高い日本画の素養と、アメリカで修行して身に付けた複雑な色調を生み出すガラス技法で、アール・ヌーヴォー、アール・デコ風でありながらどこか日本情緒を感じさせる作品を生み出し、日本初のステンドグラス作家といえる存在である。
(引用 ウィキペディア)
この原画に描かれた鳥
「花喰い鳥(はなくいどり)」という鳥の絵が描かれています。
正倉院の御物にも見られる花喰い鳥は鳳凰(ほうおう)が花をくわえた縁起の良いものとして描かれていました。
オレンジの胴体に頭はブルー、羽は水色、尾は茶色でピンクの花枝をくわえたこの画、見ごたえ十分ですね^^
そんな復刻ステンドグラスが飾られた食堂には復刻メニューも登場
実は気づいたら、第一弾復刻メニューの期日が迫っていたので慌てて友人とランチを食べに行きました(笑)
慌てて予定を立てたので、食堂に着いたのは12時をまわっていました。
すると・・やはりランチ時間でも混んでいます。
ちなみに私、ここの食堂を訪れるのは実に10年ぶり。
平日に訪れたのですが、やはり混んでました(;・∀・)
「最後尾はこちら」の看板をお持ちのスタッフさん、まだいらっしゃるのですね。
並ぶのを嫌う鹿児島の方も綺麗に整列し、順番を待ちます (^-^; ありがたいことです。
行列とは裏腹に結構列が進み、20分ほどで入店できました。
席へ案内してくださるスタッフさんの笑顔、癒されました。
ここは名物 山形屋焼きそばを注文!・・と行きたいところですが、今回は復刻メニューを食べてみたかったのでぐっと我慢。
復刻メニューの内容は
- ビーフシチューセット 1,280円
- 山形屋弁当 1,280円
- お子様ランチ(から揚げ、ウインナー、ハンバーグ、ケチャップライス、デザート、飲み物)おもちゃ付き 500円 ←安い
でした。その同時期間の限定メニューもありました。
- 中華ランチ(エビマヨ、ギョーザ、プチ焼きそば、スープ、ライス、杏仁豆腐)1,280円
- ミニかき氷(いちご、メロン)各200円
その中で、私はビーフシチューセット、友人は山形屋弁当をオーダー。
こちらがビーフシチューセット。
内容は、ビーフシチュー、サラダ、パン又はライス、スープ、デザートでした^^
ほ~ら、とってもおいしそうでしょ~♪
お肉やわらかい。
サラダも彩りも綺麗。
ゴーヤ(にがうり)を使うとこが鹿児島らしいですね。
そして友人。(和食は少し時間がかかったかな(^-^;)
こちらが山形屋弁当。
内容はエビやサツマイモの天ぷら、マグロのお造り、煮物、焼き物、卵焼き、ご飯、味噌汁、果物はスイカ。
美味しそうに食べていましたよ^^
復刻メニューはこれだけではなかった
そしてこの復刻メニューにはおまけがついているのです!
じゃーん!ソフトクリーム券がついていました!
えーいついでに食べちゃえ! ってことで
ソフトクリーム券は8月31日までの期日だったんですが、食べちゃった。
ミニソフトクリームなので、ペロッと食べれましたよ。
冷たいデザートまで付いてるなんてある意味お得かも♪ お腹いっぱい、ごちそうさまでした。
ちなみに、私の観察では 大半の方が名物の焼きそば(レギュラーサイズ 700円)、復刻限定メニューではビーフシチューセットを注文されているイメージでした。
まとめ
久しぶりの山形屋食堂は入り口も食堂内もキレイになっていて気持ちよく美味しくいただきました。
そして大食堂だけあっておもちゃ付きのお子様ランチもあったり、お子様椅子も沢山準備されていたので、
子連れでもOKなところもポイント高いですよね。
そして食べ物のアレルギーにも対応しているようですよ。アレルギーのある方も安心してお食事に行けますね^^
食堂を利用する際はメニューだけでなく、このステンドグラスにも注目して食堂の歴史も感じてみてくださいね。
【プチ情報】
復刻限定メニューを含む1周年特別メニュー
7月13日(水)~20日(水)まで
○ふるさとレストラン 山形屋食堂
〒892-8601
鹿児島県鹿児島市金生町3番1号
鹿児島山形屋 1号館7階 ななテラス
℡ (099)227-6165